車買取業者との交渉術5選!少しでも高く売るためのポイントを解説

車買取業者との交渉術5選!少しでも高く売るためのポイントを解説

買取業者に車の査定を依頼する際、「初心者でも交渉は可能?」「交渉で査定額をあげられるのか?」と不安に思い、一歩が踏み出せない方は多いのではないでしょうか? 初めて買取してもらう方や交渉が苦手な方は、ポイントを押さえることで買取価格をあげられる可能性が高くなります。 この記事では、車を少しでも高く売るための交渉術をまとめていますので、これから車を売る予定の方は、ぜひ参考にしてください。

車買取業者との交渉で買取価格はあげられる?

車買取業者との交渉で買取価格はあげられる?
          

買取業者と交渉しても「価格をあげてもらえないのでは?」と考える方は多いかもしれません。
しかし、実は交渉によって買取価格をあげられる可能性はゼロではありません。

なぜなら、買取業者は最初に提示する査定額を、余裕を持って低めに提示する傾向があるからです。
この場合は、売主と話をしながらお互いに交渉を続け、徐々に査定額を引きあげていきます。

車買取業者との交渉前にやっておきたいこと

車買取業者との交渉前にやっておきたいこと
          

買取価格をあげるためには、交渉前に以下4つの下準備をしておきましょう。

・愛車の買取相場を調べる
・普段から車をきれいに清掃しておく
・整備記録を用意する
・カスタムカーの場合は純正品も用意しておく

愛車の買取相場を調べる

まずは、愛車の買取相場を調べることからはじめましょう。
買取相場を知らないままでは、買取業者から相場より低い価格を提示されても、それに気付かず売却してしまう可能性が高いためです。 仮に交渉により買取価格があがったとしても、買取相場を大きく下回っていたら、交渉成功とはいえません。 また、おおよその買取価格はインターネットで調べられます。

普段から車をきれいに清掃しておく

買取業者で査定を受ける前に、ボディの洗車はもちろん車内も清掃を行い、きれいにしておきましょう。 汚れが目立つ車は、車を雑に扱っているという印象を与えかねず、マイナスポイントになってしまうかもしれません。 シートのシミを落としたり、タバコやペットの臭いを取るなどして、査定を行うスタッフの心証を良くできるようにしておくことも大切なポイントです。

整備記録を用意する

整備記録とは、過去に行った整備や修理の履歴、オイル、ブレーキパッドといった消耗品の交換などの記録を確認できるメンテナンスノート、記録簿のことです。買取業者は、整備記録を見てこれまでどのように管理されていたかを確認します。 問題がなければマイナスポイントにはなりませんが、整備記録がなく過去の不具合の様子が判断できない場合は、査定額が低くなる場合もあります。 中古車の場合は、整備記録がないまま購入している可能性がありますが、新車で購入していれば捨てていない限り、手元にあるはずですので、事前に揃えておきましょう。

カスタムカーの場合は純正品も用意しておく

カスタムされた車は、嗜好性が高くなるため、そのカスタマイズの方向性次第で、買取価格が上下する可能性が高いといえます。 反対に、カスタムされていないメーカー純正の車は広く需要があるため、純正に近いほど査定額は高値安定する可能性が高まります。 ただし、すでにカスタムしている車でも、買取査定の際、純正に戻せるよう、パーツを保管しているのであれば、その影響は小さくなります。

車買取業者に少しでも高く売るための交渉術5選!

車買取業者に少しでも高く売るための交渉術5選!

それでは、買取業者とのやり取りにおける具体的な以下5つの交渉術を見ていきましょう。

・売りたいという「本気度」をアピールする
・具体的な売却時期を出す
・査定にプラスになる純正オプションや装備などをアピールする
・車をきれいに使っていることをアピールする
・即決せずに必ず持ち帰る


売りたいという「本気度」をアピールする

買取業者との交渉では、「条件があえば売却したい」「できるだけ早く売りたい」という本気度をアピールすることも大切です。 冷やかすような態度では、車買取業者側が交渉に乗ってくれず、結果として低い査定額になってしまうかもしれません。 また、口先だけではないことを証明するために、実印や必要書類を用意しておくのも効果的です。


具体的な売却時期を出す

まず、数カ月後に車を売却する予定であることを伝え、その時期であればいくらで買取ってもらえるかを聞きます。 その後に、今すぐに売却した場合はいくらになるのかを聞いてみてください。 買取業者は早めの売却を希望しているところが多いため、先に提示した買取価格よりも高い金額を提示する可能性があります。 ただし、売却時期を早めると話して交渉した場合は、実際に早く売る必要があるので、今すぐ売れない事情がある場合は注意が必要です。


査定にプラスになる純正オプションや装備などをアピールする

純正オプションとは、車を生産しているメーカーが、生産過程において取り付けるオプションを指します。 新車を注文後、ディーラーに納車する前に取り付けられる装備なので、納車後に取り付けができる他のオプションとは違い、プラス査定に期待できます。 例えば、最新のカーナビゲーション、サンルーフなどは査定額アップを狙える人気の高い純正オプションです。それ以外であっても、純正オプションの装備があれば、まずはアピールしてみましょう。


車をきれいに使っていることをアピールする

もし、車をきれいに使うために日頃から努力をしているのであれば、その点をアピールしてみてください。 例えば、「雨や雪にぬれないガレージに停めていた」「雨の日は車に乗らないと決めていた」などです。 査定の前にボディや室内をきれいにしておくのはもちろんのこと、査定士に「きれいな状態」ということが伝われば、査定額をあげられるかもしれません。


即決せずに必ず持ち帰る

査定を受けたのが1社目の場合は特に、他社の査定額と比較してから判断するようにしましょう。 買取業者から「即決であれば●円にできます」と持ちかけられる場合もありますが、その提示価格が他社より高い保証はありません。 他社の査定額を知らずに比較できないうちは、即決せず持ち帰って判断することも大切です。


車買取業者との交渉でNGな行動

車買取業者との交渉でNGな行動

少しでも高く売るための交渉術に続いて、ここでは買取業者との交渉においてNGとされる3つの行動を紹介します。

・横柄な態度で話す
・事故歴などを隠す、うそをつく
・強引に値上げを迫る


横柄な態度で話す

買取業者に限りませんが、横柄な態度で接するのは良い結果につながりません。 必要以上に気を遣ったり、へりくだったりする必要はありませんが、良い雰囲気で話し合いができるように接することを心がけましょう。


事故歴などを隠す、うそをつく

事故歴などを隠したり、うそをついたりすることもNGです。 うそをついたことが後から発覚すると、契約不適合責任(旧瑕疵担保責任)を問われる可能性もあります。 買取査定では、車の状態を正直に伝えることが大切です。そうすることで、査定士との信頼関係構築にもつながります。


強引に値上げを迫る

いくら希望の買取価格に達しないからといって、強引に値上げを迫るような行動はさけましょう。 強引な値上げを要求することで、買取業者と険悪になってしまい、その後の交渉自体にのってもらえない可能性があります。 気持ち良い取引をするためにも、買取業者とは良い雰囲気を意識しながら話を進めるようにしましょう。

         

交渉以外に少しでも車を高く売るためのポイント

車を高く売るためには、買取業者との交渉以外にも知っておきたいコツがあります。 特に、ポイントとなるのが車を売る相手や売却時期です。ここでは、少しでも車を高く売るためのポイントについて解説します。


下取りより買取を選ぶ

車を少しでも高く売りたいのであれば、ディーラーでの下取りよりも買取業者のほうが有利です。 下取りとは、ディーラーで新車を購入する際、古い車の売却代を新車購入費用の一部にあてることをいいます。 下取りは手間と時間がかからない半面、買取価格は買取業者よりも低くなる傾向があります。 ディーラーは、下取りした車を買取業者に流通させるのが主な手段となっており、そもそも買取業者よりも高く買い取ることができないからです。 一方、買取業者は複数の中古車の流通ルートを確保している場合が多く、その中で最も高く売れるルートを選択しているケースが多いです。


高く売れる時期を選ぶ

中古車が高く売れやすいのは1〜3月です。この時期は車の需要が増えることから、中古車市場が活発化することに伴い、中古車価格も上昇します。 また、転職や転勤が多い9月も中古車の購入者が増えやすい時期です。 中古車市場の需要にあわせて車の買取相場も変動しますので、高く売れる狙い目の時期を覚えておきましょう。


モデルチェンジ前に売る

車は数年に一度、デザインや仕様を一部変更するマイナーチェンジや、デザインを含め全面的に変更を加えるフルモデルチェンジをします。 モデルチェンジ後の新型車両が発売されると、モデルチェンジ前の車は価格が下がってしまうケースが多く見受けられます。 モデルチェンジに関する情報は、メーカーのWebサイトなどに載っていますので、古いモデルになる前に売却することで、査定額が下がるのを防げるかもしれません。


無理に傷やへこみを直さない

傷やへこみが気になってしまい、査定を受ける前に修理に出す方がいます。 しかし、修理に出したことによるプラス査定よりも、修理費用のほうが高くなってしまう可能性があります。 そのため、無理に傷やへこみを直さず査定を依頼したほうが、修理費用が発生していないぶん、結果として得になるかもしれません。


中古車の買取も販売も行っている業者を選ぶ

車の買取のみの業者の場合、買取車をオークションに出品するなど、間に中間業者を挟むための経費が発生し、そのぶん査定額が低くなりがちです。 一方、車の買取と販売の両方を行う業者は、中間業者を挟まずに車を流通させるため、中間マージンをカットできます。 これにより、高額査定が出やすい傾向にあるのです。


走行距離が大台に乗る前に売る

一般的に、車の走行距離は1年で8,000〜10,000kmとされています。 走行距離が100,000kmを超えた車は、年式が比較的新しい車でも査定額が大きく下がる車種もあります。 車は走行距離が短いほど、買取価格も高くなる傾向にあるため、この点も意識してみてください。


車検が近い場合は車検を取る前に売る

「車検までの期間があるほうが、査定額が高くなる」と思い、車検を通してから売却を考える方がいます。 しかし、かえって車検代のほうが高くつく可能性があるため、車検を通す前に売却したほうが結果的に良い場合があります。

買取業者との交渉術を知って愛車を少しでも高く売ろう!

買取業者との交渉前には、買取相場を調べたり、整備記録簿を用意したりしておくなど事前準備が欠かせません。 そして交渉時には、愛車のプラスポイントをアピールすることも忘れないようにしましょう。 また、中古車需要やモデルチェンジ前の情報を入手し、愛車が最も高く売れる時期を把握しておくことも大切です。

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