新車を購入して納車された時にやるべきこととは?

新車を購入して納車された時にやるべきこととは?

車種選びからボディカラー、グレード、インテリアなどのオプション部品にいたるまで、全て自分好みにできるのが新車購入の醍醐味といえます。ここでは、快適なカーライフを送るために、納車された後にやるべきことや用意する物についてご紹介していきます。

車の外装のチェック

納車時に必ず行うべきことは、車の外装のチェックです。 とくに傷がないかどうか細かくチェックするようにしましょう。
納車後に傷を見つけたとしても、始めから付いていたという証拠はどこにもありません。販売店とはこれから点検や車検などで長い付き合いになることを考えると、信頼関係を損なわないようにするのがベストです。
車の傷をしっかりチェックするためには、雨の日や薄暗い夕方などの納車ではなく、天気の良い日中にするのがおすすめです。しっかりチェックをするようにしましょう。

運転して新車に慣れる

免許を取り初めての運転という場合、「ぶつけたらどうしよう」「きちんと運転できるか」などの不安からとても緊張してしまうことでしょう。緊張を克服するには慣れしかありません。そのため、まずは良く知っている自宅付近をドライブしてみましょう。
車を乗り換えた場合は、車種によって車幅や全長、ボンネット部分の長さが違います。とくに軽自動車からSUV車など、タイプの違う車に乗り換えた場合は、サイズだけでなくアクセルを踏んだ時の加速感など、乗った感覚が全然違います。スムーズな運転ができるようになるには、練習をして新しい車に早く慣れることが大切です。

ガソリンを入れ慣らし運転

納車時にガソリンが満タンに入っていることは無いと思っていいでしょう。どのぐらいガソリンが入っているか燃料メーターをチェックして、少ない場合は早めに入れるようにしましょう。
また、新車を長持ちさせるために、慣らし運転をするようにしましょう。新車は、車の部品からタイヤまで何もかも新品です、エンジンやミッション、サスペンションなどの金属のパーツ同士がまだ馴染んでいない状態です。そこでいきなり強い負荷を与えてしまうと故障の原因になる可能性があるため、可動部分をスムーズにするための慣らし運転が必要とされています。

一般的に、慣らし運転は1000kmが目安と言われており、慣らし運転期間中はアクセルを完全に踏み込むことや急発進、急ブレーキを避け、エンジンの回転数を抑えての走行となります。また、慣らし運転が終わったらエンジンオイルとオイルフィルターを交換すると、よりベストな状態にすることができます。

エンジンブレーキを積極的に活用する

ブレーキを使うことでも車への負担がかかります。そのため、高速道路から一般道に合流する際など、 スピードを落とさなければならないときには、ブレーキではなくエンジンブレーキを積極的に使いましょう。 エンジンブレーキを使うとエンジンに送る燃料がカットできますので、消費する燃料をおさえられます。停車する前には、できるだけ早くアクセルから足を話すだけでも効果はありますので、早めに停車の準備をするのもいいでしょう。

新車の輝きを長持ちさせるコーティング

車の塗装面は紫外線や雨風で劣化していきます。自宅の駐車スペースに屋根が無い場合は、そのスピードが早まります。ですが、車をコーティングすることで塗装面の劣化を防ぎ、新車の輝きを長く保つことができます。とくにボディカラーが黒の場合は、汚れや細かい傷が目立つのでコーティングすると手入れが楽になります。
コーティングには主にポリマーコーティング、フッ素コーティング、ガラスコーティングの3種類があり、セルフでできるものからガソリンスタンドやディーラーで行うものまで様々です。いつも車をピカピカに保ちたいと考えているのならコーティングは必須です。予算と効果に合わせたコーティング方法を選ぶようにしましょう。

新車を安全に乗るためにやるべきこと

神社で交通安全祈願をしましょう。必ずやらなければならない事ではありませんが、事故や災難を避けるお祓いと考えると、やっておいた方が安心できるでしょう。
最寄りの神社に行きお参りするのもいいですが、納車日が決まった時点で交通安全祈願の予約を入れ、初穂料を納めたうえで神仏の前でのお祓いやご祈祷をするのが一般的です。神社に予約を入れる際には、申込み方法や初穂料の金額を確認するようにしましょう。
また、車両保険も加入しておいた方が安心です。車両保険に加入すると保険料がかなりアップするので、どうしようか悩む人も多いかもしれませんが、新車の時ほど車に損害があった時の痛手は大きいものです。自損事故ならともかく、接触や飛び石など外部から飛んでくるものは、予測が出来ません。修理代が多く掛かってしまう場合ほど、車両保険が役立ちます。

新車を購入した際に用意しておきたい物

運転中予測が出来ないのは車の傷だけではありません。いざという時に慌てず対処できるよう新車を購入した際、車内に用意しておきたい物がいくつかあります。
まずは ブースターケーブル です。ブースターケーブルとは車のバッテリーが上がってしまった時、他の車とバッテリーを繋ぎエンジンを始動させるケーブルのことです。新車だからバッテリーが上がることは無いと考えてしまいがちですが、装備しておいて損はありません。正しい使い方もマスターしておきましょう。
次に必要なのが、車用のスマホ充電器です。ドライブの際、ナビとしてスマホを使う場合もあるのではないでしょうか。その際、バッテリー量を気にしながらでは落ち着いて運転することができません。長距離の運転をする時ほど、車内で充電できると便利です。
また、車用の清掃用具や芳香剤もあったほうが良いでしょう。走行中、ガラスに虫が当たり汚れて視界が悪くなってしまったり、車内に食べ物や飲み物をぼしたりと、車に乗っているとすぐに清掃しなくてはいけない状況になる場合があります。簡易的なもので十分なので、ウエットタオルやガラス拭き、ハンディークリーナーなどを用意しておくと役立ちます。
タバコを吸う人やペットを乗せる場合は、同乗者に不快な思いをさせないためにも消臭効果のある芳香剤があると臭いを防ぐことができます。他にも用意したほうが良いものはありますが、徐々にそろえるようにしましょう。

新車を安全に乗り長持ちさせるためにやるべきこと

新車購入をしたら、安全運転と車を長持ちさせるために、やることがたくさんあります。納車後、ご紹介した上記のことを参考にすれば、ある程度のことには対処することができます。いざという時に慌てないよう、必要な物はきちんと用意しておきましょう。