ドライブレコーダーとは
ドライブレコーダーはカメラで映像や音声などを記録する車載装置のことです。 万が一事故を起こした場合や旅行の思い出として運転の映像を残すことができます。ドライブレコーダーの機能として、録画・録音機能の他に速度を計る機能や衝突時の加速度を計測する機能がついたドライブレコーダーもあります。
また、ドライブレコーダーの記録のタイミングについてですが、2つの記録タイプで録画していることが多いです。
1つ目は常時録画タイプです。メモリーカードの容量によって録画できる時間は決まっていますが、車両の動作に関係なく連続して映像を録画します。2つ目はイベント記録タイプです。このタイプは衝撃が加わるなどのイベントが発生した時に、自動的に記録するドライブレコーダーです。衝撃の前後を映像として残しますので、事故が起きた時の証拠になります。
設置するメリット
ドライブレコーダーを設置するメリットは多いです。事故の時や、他にも様々な場面で活躍するでしょう。そんな活躍が期待できるドライブレコーダーのメリットを項目別に紹介します。
万が一の事故の証拠になる
事故を起こした時には客観的な目撃証言がない限りは、相手と自分の話が事故の状況を解明する手掛かりになります。しかし、前述したように事故を起こしてしまった当事者の話は意見が合わないことが多くあります。これは記憶違いや自分に都合のいいように話をすり替えることで起こる現象です。どちらが正しいかを客観的に判断することができないと、トラブルの原因になることが多いです。そんなときにドライブレコーダーの映像が証拠としてあれば、トラブルが起きる余地は少ないでしょう。どちらが青信号だったかなどの意見の相違は、映像を見ればすぐに解決するからです。
当て逃げされても犯人が特定できる
交通事故を起こしてもそのまま逃げてしまう人がいます。とっさのことでナンバーを覚えることができないときもあるでしょう。そのようなときにドライブレコーダーの映像があれば、犯人の特定に役立つことがあります。車のナンバーや車種などの映像があれば、当て逃げされても警察に証拠を提出することができます。当て逃げは素早く対応しないと犯人に証拠隠滅の時間を与えることになるので、迅速な犯人特定が重要になることが多いです。
自分の運転を客観的に見ることができる
ドライブレコーダーの映像を確認することで、自分の運転を客観的に見ることができます。危ない場面やヒヤッとした時にはその映像を見直して、なぜそうなったのかを確認します。事故を起こさないためにはこのような見直しが重要です。
旅の思い出の映像になる
ドライブレコーダーは社内の音声を録音して、運転している風景を録画しています。その場面のデータを取り出せば、旅の貴重な思い出になるでしょう。
常時録音することで車上荒らしの犯人を特定できる可能性がある
ドライブレコーダーには常時録音という機能があります。車が止まっているときも録音しているため、車上荒らしにあったときに犯人を特定する証拠になる可能性があるのです。車上荒らしが声を発していれば、声紋鑑定で犯人の特定に期待できます。
設置するデメリット
ドライブレコーダーを設置することで起きるデメリットとして挙げられるのは、運転の邪魔になることです。 取り付ける位置やサイズによっては、信号が見えにくくなることがあります。このデメリットは取り付ける位置をルームミラーの裏にすることや、サイズを小さくするなどの対策で解消できるでしょう。
他のデメリットとして、駐車監視を行えるドライブレコーダーは、車のバッテリーの寿命を縮める可能性があるということです。 運転中はエンジンが動いているため、電気を供給することできます。しかし、駐車中はバッテリーから電気をもらうしかありません。そのためバッテリーの寿命に影響を与えるのです。
もう一つ考えられるデメリットが家族のプライバシーの問題です。 家族に秘密にしておきたいことが、ドライブレコーダーを設置することでばれてしまうことがあります。ドライブレコーダーの電源を切っておくなどの対策が必要でしょう。
ドライブレコーダーの選び方
ドライブレコーダーは予算との兼ね合いはありますが、解像度が高いものを選ぶといいです。 事故の記録を見てみたら、解像度が低くて細かいことが分かりにくいということが起きなくなります。他にも録音機能や常時記録機能が付いているドライブレコーダーを選ぶといいでしょう。
ドライブレコーダーを導入するメリットは大きい
ドライブレコーダーは車に搭載して、運転中などの映像や音声を記録します。設置することにより、事故の証拠や当て逃げ犯の特定につながる証拠を残すことができます。また、家族とのドライブの思い出としても記録することができます。ドライブレコーダーはこのように様々なメリットがあるものなので、導入してみてはいかがでしょうか。